印刷業界やサイン業界むけにものづくり補助金について簡単にまとめました!
1. なぜものづくり補助金が必要?
印刷業界もサイン業界も成熟業界となり、今後生産性の向上と革新的なサービス開発をしないと生き残ることが大変な業界となってきています。自社の強みを生かす計画を考え、強い会社を作るために上手く活用することが大切です。
2.何に補助金が利用できるか?
印刷機やプリンターの他、マルチカッターやレーザーカッターなどの加工機など新しいサービスなどを作りだす為であれば様々な機器に活用できます。このほか展示会の出展費用などに使うこともできますが、多くの方が機械導入に活用されています。
3.いくら補助されるの?
印刷やサイン業は製造業とした場合でお話します。
1~5人 | 6~20人 | 20人以上 | |
補助上限 | 750万円 | 1000万円 | 1250万円 |
補助率 | 2/3 | 2/3 | 1/2(赤字事業者は2/3) |
条件 | ① 年平均成長率が+3.0%以上増加 ② 給与総額が県の最低賃金の上昇率以上もしくは給与総額の2%以上 ③ 事業所内最低賃金が最低賃金+30円以上の水準 |
中小の印刷やサイン業者の多くがおおよそ使用できる補助内容となっています。
4. 申請手続きの流れ
申請手続きは以下の流れで進行します。
- 補助金の対象確認: 公募要領を確認し、自社が対象となるか、申請に必要な条件、使える経費、申請スケジュールをチェックします。
- GビズIDの取得: 申請には「GビズID」というアカウントが必要です。取得には時間がかかることがあるため、早めの手続きをおすすめします。
- 事業開始: 交付候補者に選ばれた後、正式な交付申請と決定を経て、事業を開始します。
- 事業完了と報告: 補助事業の期間内に設備投資などを完了し、「実績報告書」を提出します。
- 事業計画の遂行と報告: 3~5年の事業計画をもとに事業を進め、毎年「事業化状況報告」を提出します。計画未達の場合、補助金の返還義務が生じることもあります。
まとめ
今年度のもの補助は補助金額が従業員によって異なることとなり、また小規模事業者への補助率が高くなっている点が特徴です。
大手企業が給与アップが実現している今、政府としては中小企業も人件費をアップさせないといけない局面でもあります。給与アップすることが補助金の条件となっている所からも、政府は従業員の給与を上げて付加価値の高い会社を求めている様です。
高付加価値を実現させるためにもご検討してみてもいかがでしょうか?
当社では印刷・サイン業界向けに多数の補助金事業のお手伝いを行っております。
実際の事例や、手続きの流れなどは以下をご参照ください。
※ものづくり補助金の内容は以下の発表より抜粋して作成しております。
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